一年ほど前、「福岡喫茶散歩」という本を持ってきたお客さんがいて、
パラパラッとめくって見たら、もう鳥肌が立つぐらいの感覚に陥ってしまい、
思わず
「この本は今、軽い感じで見れる本じゃないから
とりあえず返すわ。」
と言って早速、自分で注文したのを憶えています。
著者小坂章子さんの喫茶店に対する底抜けに純粋な愛情と、
カメラから伝わってくる
現実でありながら
日常と非日常の境目の匂いが最高にアヴノーマル心をくすぐる一冊でした。
それから約一年、ついに小坂さんの第2弾、
「九州喫茶散歩」が年末に出版されました。
そして、驚くことに
「喫茶散歩」
いやいや「喫茶サンボ」
載ってます♪
いやぁ、載ってますよぉ。
もう、思い残すことなく引退できます。
なんつって。
喫茶店という文化を残すことが我々若き店主の役目だと思っております。
どうでしょう、小坂さん。
※注文のとき、
「コーヒーと、あと、、、106ページ目を♪」とユニークしたお客さんには
マスタアのとびっきりアヴな笑顔をサービスしますよ。